DVが原因で離婚する方法

現在、DVによる被害者が後を絶たちません。

離婚をするのも怖く、DVから逃れられずにいる人も多くいるようです。

ひどい場合には、自分がDV被害にあっているのかさえ分からなくなっています。

DV被害者はいち早く離婚し、逃げることが重要です。

DVをする人の特徴

最初にDVをする人の特徴をあげていきます。

自分がDV被害にあっているか分からなくなっている人は、参考にしてください。

また、DVは男性が加害者、女性が被害者になるとは限りません。

女性が加害者になることも十分あり得ます。

さらに、DVの特徴が現れるのは、結婚をした後になるケースが非常に多いです。

人が変わったと相手に感じている人は、注意してください。

急に優しくなったり暴力をしたりと2面性がある

DVを行う人は、2面性を持つことがあります。

家の外では愛想よく他人と接していますが、家庭内ではイライラしストレスを暴力で発散させ、被疑者を屈服させようとします。

家庭内で自分の思い通りに行かないことを許しません。

ただ近所からすれば理想の人、DVに気づかれず被害を増大させていきます。

また中には暴力の後、優しくなる加害者もおり、これも被害を増大させる一因です。

たまにある優しい姿に、被害者は何らかの期待をします。

本当は優しい人、イライラさせる自分が悪いと錯覚させるのです。

束縛が激しい

LINEが既読にならないだけで怒りだすほど、束縛の厳しい人もいます。

家に電話をしても出なければ今度は携帯に何度も電話をかけてくるのです。

連絡がつくと、どこで何をしているか、まくしたてるように聞いてきます。

たとえ近所の飲み会でも参加を許しません。

何とか許しを得たとしても、証拠写真を強要し、帰宅時間を必ず決めます。

異性の連絡先が携帯にあれば、目の前で全部消させ、必要最低限にするよう強要します。

さらには実家に帰ることすら許さないDV加害者もいるようです。

DV被害で離婚する方法

DV加害者と離婚するのは大変です。

被害者に依存している可能性が高く、逃がさないよう監視している場合もあります。

行動を起こすときは慎重に行うようにしましょう。

インターネットの検索履歴も消すようにしてください。

逃げ場を確保

まずは逃げ場を確保する必要があります。

実家や友達の家などがあげられますが、本当はDV加害者が知らないところへ逃げるのが理想です。

周囲に迷惑をかけたくない場合は、DVの相談窓口へ問い合わせましょう。

DV被害者を守る宿泊先を紹介してくれます。

ただ、長くは宿泊できないので、すぐに自立を考えるようにしてください。

DVの証拠を集める

DV加害者と離婚をするためには、証拠が必要です。

もし逃げるときは、次のDV被害の証拠を持って逃げるようにしましょう。

・診断書
殴られた場合は、病院へ行き診断書をもらっておきましょう。

・写真
殴られた跡などを写真で撮っておきましょう。

ただ携帯の中身を見られる危険もあるので、画像は信頼できる人に転送し、携帯からは削除しておくことをおすすめします。

・日記
DV被害の記録を残します。これも見られないように注意してください。

・ボイスレコーダー
怒鳴り声を録音しておくだけで証拠です。

・メールやライン
罵倒する内容のメールやラインは残しておきましょう。

いずれもDV加害者に知られると破棄されます。証拠の扱いには十分注意してください。

さらなる大きな暴力を引き起こすきっかけになりかねません。

あまりに酷い時は警察を呼ぶ

あまりに酷い時は、警察を呼びましょう。DV被害により障がいを残す人もいます。

命を落とす人までもいます。躊躇せず身の危険を感じたら通報してください。

また、被害届を出すのも手段です。

中には家庭内のことで警察を頼るなんてと思う人もいるかもしれませんが、そのような心配は不要です。

離婚調停をする際に、警察に相談した結果も証拠といえます。

弁護士に相談する

DV加害者と対面して離婚の話し合いをするなんて、恐ろしくてできないという方がほとんどでしょう。

逃げることができたら信頼できる弁護士にDVの証拠を持っていき、離婚調停を進めてもらいましょう。

これにより、DV加害者と会わずに離婚できます。

暴力の世界から脱出し、新たな生活を手にれる努力をするほうが、何倍も楽しいです。

1人で悩まず、勇気を出して誰かに相談することからはじめましょう。